Displayport モニターで自動スリープに移行できなくなったときの対処法

Displayport (以下DP)の、特にMST Hubやデイジーチェーンで繋いでいるようなケースでたまにタイムアウトによる自動スリープに移行できなくなるケースがあります。

(別で接続しているHDMIのモニタがついたまま、DP+デイジーのモニタの親の方を入力切り替えしてからおかしくなりました。)

こういうケースではレジストリに余計な画面配置情報が残ってしまっており、それがディスプレイの自動消灯を妨げていることもありますので、その解決法です。

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1. Win+ R → 「regedit」と入力し、レジストリエディタを起動します。

2. 下記のパスを開きます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\GraphicsDrivers\Configuration

3. Configurationのフォルダを右クリックからエクスポートしてバックアップしておきます。

4. Configuration以下、おそらく複数のフォルダが見えると思いますが「すべて削除して」再起動します。

Configurationのフォルダをすべて削除(Configurationそのものは消さない)

※この画像ではぼかしが入っていますが、おそらくこのようなフォルダが結構な数あるはず。Configuration以下、すべて消します。(Configurationフォルダ自体は消さない。)

5. 再起動後、ディスプレイの配置を再度やり直したあと、Win+L後1分後の自動消灯などでモニタのスリープがきちんと機能するか確認します。

※手元で確認したところ、なぜか Clip Studio Paint 起動中はモニタがスリープに移行できない問題があります。
他のアプリケーションでも同様の問題を抱えている (問題というよりはDPの仕様を見越したアプリ側の仕様かもしれませんが) かもしれません。
他にも Steam クライアントでも確認できており、もしかしたらGPUアクセラレーション関連の不具合かもしれませんが詳細は不明です。ちなみに Intel 内蔵GPU と Ryzen APU 環境双方で本現象の確認が取れています。

まずは使用中のアプリケーションを終了し、一度再起動してひとつずつアプリケーションを立ち上げていき、同様の問題が再発するか確認することをおすすめします。

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